2012年3月5日月曜日

オランダ坂と東山手 - 長崎県長崎市

長崎電鉄大浦海岸通駅から徒歩約10分

日本三大がっかり名所の一つに数えられることがある「オランダ坂」。だが実際は、明治初期の洋風建築物といった文化遺産が、多く残っている地区だったりする。
東山手の散策は、決してがっかりしない。

安政の開国により、東山手、大浦、南山手、出島は外国人居留地となって賑わった。東山手には現在でも、戦火を免れた当時の洋風建築物や石畳、石段、側溝が残っている。









活水女子大学横のオランダ坂。
居留地時代、東洋人以外の外国人は「オランダさん」と呼ばれていた。「オランダさんが通る坂」という意味で居留地一帯の石畳の坂を「オランダ坂」と呼んでいたそうだ。









東山手甲十三番館
明治中ごろに賃貸住宅として建てられた。香港上海銀行長崎支店長やフランス代理領事が住んでいたとか。
現在は入館料無料で見学でき、館内の喫茶コーナーでは居留地時代のコーヒーを味わう事ができる。








東山手十二番館
明治元年にロシア領事館として建てられた。後にアメリカ領事館や宣教師住宅として利用された。
現在では、長崎市旧居留地私学歴史資料館として無料公開されている。








居留地時代の石段
風情があるが、長い石段。









東山手洋風住宅群
明治中期に外国人向けの賃貸住宅として建てられた洋風住宅群7棟。
現在では古写真資料館、東山手「地球館」などが入っている。








もうひとつのオランダ坂
石橋駅から徒歩約5分。このあたりにある。









この坂道が最初に「オランダ坂」と呼ばれた。
長い坂なので登るのは一苦労。









孔子廟
明治26年に清朝政府と在日華僑が協力して建てたもの。日本では唯一の本格的な中国様式の孔子廟だとか。
中国歴史博物館も併設されている。








旧長崎英国領事館
明治41年に建てられた。現在は入館出来ない。

















Google Map オランダ坂

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